なぜ流山?

転入者アンケート8年分・4,135人の回答で読む

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居住年数の短い人ほど、住み続けたいか

転入者アンケートは「なぜ選んだか」までしか語らない。達成度アンケートは回答者の居住年数も聞いているので、「住んでみてどうか」をさらに居住年数で割って読める。2025年度・1,465人分を居住年数別に数え直した。

この設問の選択肢は「3~5年未満」「5~10年未満」「10~20年未満」「20年以上」の4区分で、「3年未満」という選択肢は無い。以下でいちばん居住年数が短いとして扱う「3~5年未満」の回答者も、実際はすでに3年以上流山市に住んでいる。入居直後の層はこの設問では測れない。

以下の割合は、いずれも無回答を除いた回答者に占める割合である。市はこの設問について「無回答込み」と「無回答除外」の両方を公表しており、本集計は後者と一致する。回答数が30人未満の群は割合を出さず件数のみにする方針だが、今回の4群はいずれもこの下限を上回っている。

居住年数別の「住み続けたい」人数

2025年度に「住み続けたい」(ずっと+当分)と答えた人の数を、居住年数の区分ごとに短い順に並べた横棒グラフ。単位は人(実数)で、割合ではない。区分自体に順序があるので人数の多い順には並べ替えず、濃さも居住年数の順。割合で見ると「住み続けたい」は居住年数3~5年未満の群で87.9%、20年以上の群で93.9%と、長い群ほど高い。この設問に「3年未満」の選択肢は無く、測れる最短は3~5年未満である。3~5年未満5~10年未満10~20年未満20年以上0100200300400500600700800人数80184284807
2025年度・「ずっと住み続けたい」と「当分は住み続けたい」を合わせた人数。棒の長さは実数であり、居住年数の短い群ほど回答者数自体が少ない(回答数nは91・209・306・859の順)。群どうしの比率を見るには本文と下表の割合(%)を参照。

「住み続けたい」と答えた人の割合は、居住年数3~5年未満の87.9%から、20年以上の93.9%まで、4群を通じて単調に増えている(6.0ポイント差)。「居住年数の短い人ほど住み続けたい」という向きではなく、むしろ逆で、長く住んだ人ほど定住意向が高い。

ただしこれは同じ人を追いかけた調査ではなく、2025年度時点で居住年数の異なる回答者を横に並べた断面である。「住み続けるうちに定住意向が育つ」のか、「早くに転出したい人はすでに市外へ出ていて、居住年数の長い群には元々定住志向の人が多く残る」のか、この設問だけでは切り分けられない。

この数字の出どころ

素性
標本調査
単位
人(単一選択)
母数
1,465人
時点
2025年度
取得
2026-08-12

内訳: 「ずっと」か「当分」か

「住み続けたい」の中身は一様ではない。強く言い切る「ずっと住み続けたい」だけを見ると、居住年数3~5年未満は34.1%、20年以上は52.9%で、こちらも長い群のほうが高い。ただし4群を並べると単調ではなく、内訳は下表のとおり群ごとに動く。

数値はその居住年数群の回答者に占める割合(%)。カッコ内は人数。回答数(n)は行の見出しに付した。
居住年数ずっと住み続けたい当分は住み続けたいいずれは転出したい近いうちに転出したい
3~5年未満n=9134.1(31)53.8(49)4.4(4)7.7(7)
5~10年未満n=20926.8(56)61.2(128)12.0(25)0.0(0)
10~20年未満n=30639.5(121)53.3(163)5.9(18)1.3(4)
20年以上n=85952.9(454)41.1(353)5.2(45)0.8(7)

住み心地は居住年数で変わるか

「住み続けたい」は居住年数が長い群ほど単調に高かった。住み心地(そう思う+どちらかといえばそう思う、の合計)はこれと同じ形にならない。

2025年度に住み心地へ肯定的に答えた人の数を、居住年数の区分ごとに短い順に並べた横棒グラフ。単位は人(実数)で、割合ではない。区分自体に順序があるので人数の多い順には並べ替えない。割合で見ると定住意向と同じ形にはならず、いちばん高いのは居住年数3~5年未満の群の93.3%、いちばん低いのは5~10年未満の群の86.4%である。3~5年未満5~10年未満10~20年未満20年以上0100200300400500600700人数84178276738
2025年度・住み心地に「そう思う」「どちらかといえばそう思う」と答えた人数(実数)。

住み心地を肯定した人の割合は、居住年数3~5年未満の群で93.3%と4群中もっとも高く、いちばん低いのは5~10年未満の86.4%である。「居住年数が長い群ほど高い」という定住意向と同じ向きにはならず、むしろいちばん新しい住民の群がいちばん住み心地を評価している。

ここでも同じ人を追いかけた調査ではないことに注意が必要である。「住み続けたいか」と「住み心地が良いか」は同じアンケートの別の設問であり、居住年数による割れ方が一致するとは限らない。

数値はその居住年数群の回答者に占める割合(%)。カッコ内は人数。回答数(n)は行の見出しに付した。
居住年数そう思うどちらかといえばそう思うどちらかといえばそう思わないそう思わない
3~5年未満n=9043.3(39)50.0(45)1.1(1)5.6(5)
5~10年未満n=20629.6(61)56.8(117)10.2(21)3.4(7)
10~20年未満n=30433.6(102)57.2(174)7.2(22)2.0(6)
20年以上n=85030.0(255)56.8(483)11.4(97)1.8(15)

転入者アンケートと達成度アンケートは対象者が別の調査であり、同じ人物の「入居前」と「入居後」を直接比較する統計的な突合はできない。「住んでみてどうだったか」で見た6年間の推移と、このページの居住年数別の断面は、並べて読む材料として示すに留める。


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