なぜ流山?

転入者アンケート8年分・4,135人の回答で読む

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災害への備えと、市に望む防災対策

市の「まちづくり達成度アンケート」6年度分・8,027人分には、防災に関する設問も含まれている。「自分で備えているか」と「市に何を求めるか」の2問を、6年分数え直した。

以下の割合は、いずれも無回答を除いた回答者に占める割合である。市はこの設問について「無回答込み」と「無回答除外」の両方を公表しており、本集計は後者と一致する。

地震などの災害に備えているか

地震などの災害に備えていることがあるかへの回答の割合の推移(2020〜2025年度)を2本の折れ線で示した図。分母は無回答を除いた各年度の回答者。「ある」「ない」の2択で、どちらも強調して描いている。「備えていることがある」は2020年度の75.6%から2021年度の77.4%まで上がり、いったん73.5%まで下がったあと2024年度に76.5%へ戻し、2025年度に69.6%へ落ちて6年間の最低になった。急落は最後の1年で起きている。0%10%20%30%40%50%60%70%80%回答者に占める割合202020212022202320242025年度あるないある 2020年75.6% → 2025年69.6%ない 2020年24.4% → 2025年30.4%
2020年度〜2025年度・各年度の回答者に占める割合。「ある」「ない」の2択で、いずれも強調して描いている。

「備えていることがある」と答えた人の割合は、2020年度の75.6%から2025年度は69.6%へ、6.0ポイント下がった。ただし一方向の変化ではない。2021年度に77.4%まで上がったあと、2022・2023年度はいったん73.5%まで下がり、2024年度に76.5%へ戻したが、2025年度は69.6%まで落ち込み、6年間で最も低い水準になった。上がって下がってを繰り返したうえでの、直近の落ち込みである。

この設問は「備えていることがあるか」だけを聞いており、具体的に何を備えているか(水や食料の備蓄、非常持ち出し袋の用意など)は市の別の設問で集計されている。ただし「備えている」と答えた人だけに聞く条件付きの設問で分母が他の割合と異なるうえ、設問文に付く番号が年度ごとに変わるため、このページの6年通しの集計には含めていない。

この数字の出どころ

素性
標本調査
単位
人(単一選択)
母数
各年度1,170〜1,512人/計8,027人
時点
2020〜2025年度/6年度分
取得
2026-08-12

市が推進すべき防災対策として選ばれたもの

複数回答。2025年度の上位6項目について、各年度の回答者に占める割合を6年度分さかのぼった。残り4項目は下の全数表で読める。

市が推進すべき防災対策の上位6項目について、各年度の回答者に占める割合の推移(2020〜2025年度)を折れ線で示した図。複数回答なので割合の合計は100%を超える。最新年度の上位2項目を色で強調し、残りは灰色で文脈として敷いている。1位は6年度すべて「断水時に備えた給水体制の整備」で変わらない。4項目は図に描かず、同じページの全数表で読める。0%10%20%30%40%50%60%70%80%回答者に占める割合202020212022202320242025年度断水時に備えた給水体制の整備食糧や救護資機材などの備蓄断水時に備えた給水体制の整備 2020年67.8% → 2025年69.2%食糧や救護資機材などの備蓄 2020年57.9% → 2025年56.4%
各年度の回答者に占める割合(複数回答のため合計は100%を超える)。強調した2本以外は文脈として灰色で敷いている。

断水時に備えた給水体制の整備は6年度すべてで最も多く選ばれた項目だった。割合は2020年度の67.8%、2025年度の69.2%で、6年間を通しては67.5%〜73.0%の範囲で推移しており、順位は一度も動いていない。

上位4項目の顔ぶれは6年間変わっていない。1位を除く2位・3位の順序が入れ替わったのは、6年間で2020年度から2021年度にかけての1回だけである。2020年度は避難所及び避難場所の整備が2位(59.9%)、食糧や救護資機材などの備蓄が3位(57.9%)だったが、2021年度以降は食糧や救護資機材などの備蓄が2位、避難所及び避難場所の整備が3位という順序に変わり、2025年度(2位56.4%・3位51.5%)まで5年間そのまま続いている。4位の情報伝達手段の整備は6年間ずっと4位のままだが、割合は2020年度の51.4%から2025年度の43.0%まで下がっており、順位は変わらないまま支持は薄まっている。

2025年度・全10項目

2025年度に「市が推進すべき防災対策」として選ばれた10項目を、件数の多い順に並べた横棒グラフ。分母は無回答を除いた2025年度の回答者。複数回答なので単位は件で、割合の合計は100%を超える。1位は「断水時に備えた給水体制の整備」で、6年度すべてで最も多く選ばれている。これは市の実績ではなく、住民が何を望んだかの集計である。断水時に備えた給水体制の整備食糧や救護資機材などの備蓄避難所及び避難場所の整備情報伝達手段の整備避難行動要支援者対策の推進住宅の耐震改修工事の促進地域の自主防災組織への支援啓発のためのパンフレット等の作成防災訓練の実施その他0200400600800件数9998147436212041811341229533
2025年度・件数の多い順。複数回答のため、1人が複数の項目を選んでいる。
各年度の数値は、その年度の回答者に占める割合(%)。その年度の1位に印を付けた。行の並びは2025年度の割合の降順。
項目202020212022202320242025
断水時に備えた給水体制の整備67.8(この年度の1位)73.0(この年度の1位)72.3(この年度の1位)67.5(この年度の1位)70.6(この年度の1位)69.2(この年度の1位)
食糧や救護資機材などの備蓄57.960.260.056.256.256.4
避難所及び避難場所の整備59.956.452.351.355.351.5
情報伝達手段の整備51.450.850.946.543.143.0
避難行動要支援者対策の推進14.714.112.016.214.514.1
住宅の耐震改修工事の促進13.212.112.915.514.612.5
地域の自主防災組織への支援11.710.610.49.311.29.3
啓発のためのパンフレット等の作成7.17.16.99.89.28.4
防災訓練の実施7.87.59.37.910.16.6
その他3.22.13.23.13.72.3

市が実際に指定している避難所は

アンケートの2025年度・上位3項目のうち、場所に関わるのは3位の「避難所及び避難場所の整備」(51.5%)である。市が公開する指定避難所の一覧を駅エリア別に数え直したデータと接続すると、実際の指定状況が読める。

洪水に対応した避難所の件数を、10の駅エリア別に多い順に並べた横棒グラフ。単位は件。市全体では避難所86件のうち57件(66.3%)が洪水に対応している。避難所はあるのに洪水対応が0件のエリアが2つある。これは市の施設データで、上のアンケートとは別のデータセットである。全数。流山おおたかの森市境エリア初石江戸川台運河流山平和台流山セントラルパーク南流山鰭ヶ崎051015件181098641100
駅エリア別・洪水時の避難先として指定されている避難所の件数(実数)。エリアの避難所総数はエリアごとに違うため、この並びは指定件数の多寡であって割合の順ではない。

10エリア合計の指定避難所86件のうち、洪水時にも使えるのは57件(66.3%)。南流山(避難所8件)・鰭ヶ崎(避難所2件)は、エリア内の避難所がいずれも洪水時の避難先としては指定されていない。これは市が洪水時の避難先として指定していないという事実であって、その場所が浸水しやすいという意味ではない。洪水のときにどこへ向かうかは、エリアの外を含めて確かめておく必要がある。詳しい内訳は駅エリアの比較ページを参照。

素性
全数(行政記録)
単位
か所(指定避難所)
時点
令和7年1月20日
取得
2026-08-12
未読
1件(定員の欄)

このページの防災2問と、駅エリア別の施設データは別々の集計である。「市に望む対策」と「市が実際に指定している避難所」を並べて示すに留め、回答者ごとの居住エリアと結びつけた分析はしていない(達成度アンケートの地区別の内訳は「駅エリア別に見る定住意向」で扱っている「住み続けたいか」の設問に限る)。「住んでみてどうだったか」で見た定住意向・住み心地の推移とあわせて読める。


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