なぜ流山?

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子ども医療費助成制度の20年

流山市が公開している「過去の改正経過」には、2003年から2023年までの9回の改正が並んでいる。通院で助成を受けられる子どもの年齢は3歳未満から0~18歳に達する日以後の 最初の3月31日までへ広がり、所得制限は無くなった後、一度復活してから、再び無くなった。

この数字の出どころ

素性
全数(行政記録)
単位
歳(対象年齢の上限)
時点
H15年3月31日受診分まで〜R5年4月1日/改正9回
取得
2026-08-13

通院の対象年齢は3歳から18歳へ

子ども医療費助成の通院対象年齢が引き上げられた時点を、改正日の順に並べた横棒グラフ。棒の長さは通院で助成を受けられる上限の年齢(歳)。「3歳未満」から「0~18歳に達する日以後の 最初の3月31日まで」へ、5回にわたって引き上げられた(最新の区分は単純な「18歳まで」ではないので、棒の長さは目安である)。並びは改正日の順で、年齢の高い順ではない。年齢が上がらなかった改正は棒に現れないので、棒の本数は改正の回数(9回)とは一致しない。改正前2006-082010-082013-122014-122023-04024681012141618歳369121518
単位:歳(1本目は改正前の水準、残る5本は通院の年齢上限が上がった時点)

このグラフの年齢は、市の表の文言を次の対応で数値にしたものである。18歳に達する日以後の最初の3月31日=18歳・中学校3年生=15歳・小学校6年生=12歳・小学校3年生=9歳・乳幼児(小学校就学前)=6歳・3歳未満=3歳。原文はこれより細かい。たとえば最後の改正の対象は「0~18歳に達する日以後の 最初の3月31日まで」であって、単純な「18歳まで」ではない。

何がどう変わったか

時点通院入院所得制限日数制限
改正前(H15年3月31日受診分まで)3歳未満3歳以上~ 小学校就学前あり (所得税150万円以内) 「別表第1」参照継続して3日以上
2003-04-013歳未満3歳以上~ 小学校就学前なし継続して7日以上
2006-08-01乳幼児 (小学校就学前)乳幼児 (小学校就学前)なし1日目から
2009-08-01乳幼児小学校6年生なしなし
2010-08-01小学校3年生小学校6年生なし / 通院:あり 「別表第2」参照 入院:なしなし
2011-08-01小学校3年生小学校6年生なしなし
2012-12-01小学校3年生中学校3年生なしなし
2013-12-01小学校6年生中学校3年生なしなし
2014-12-01中学校3年生中学校3年生なしなし
2023-04-010~18歳に達する日以後の 最初の3月31日まで0~18歳に達する日以後の 最初の3月31日までなしなし

1行目は改正ではなく、最初の改正が入る前の状態である。表の行は10あるが、改正は9回。

対象になる子どもの数は、約10倍になった

通院の対象年齢を、市の年齢別人口に当ててみる。目安として、上限が15歳なら0〜14歳、というように上限未満の人口を、改正が入った年の4月1日時点で数える。実際の対象は「18歳に達する日以後の最初の3月31日まで」のように年度の途中で区切られ、12月施行の改正でも同じ年の4月1日という共通の断面で数えているので、厳密な人数ではない。改正前の水準である3歳未満は、最初の改正が入った2003年4月の時点で4,099人だった。最後の改正が入った2023年4月、18歳未満は39,388人。対象年齢の広がりと人口の増加が重なり、約10倍になっている。

改正ごとの通院・入院の対象年齢の上限と、その年の4月1日時点で通院の上限未満だった人口(人)。人口は流山市の年齢別人口から数えた目安。改正前の状態(3歳未満)は最初の改正と同じ年の断面になるので、表には載せていない。
改正年通院歳入院歳上限未満の人口人
2003年364,099
2006年668,202
2009年6128,843
2010年91213,573
2011年91214,267
2012年91514,424
2013年121519,118
2014年151524,017
2023年181839,388

改正の間隔は一様ではない。2009年から2014年までは6年連続で毎年改正があり、通院の上限は6歳から15歳へ上がった。このうち6回がこの6年間に集中している。その後、2014年の改正から2023年の改正までの8年4か月は改正が無い。

入院の対象年齢は、通院より先に上がっている。9回の改正のうち、入院の上限が通院より高かったのは6回(2003年・2009年・2010年・2011年・2012年・2013年)。差が最も開いたのは2009年と2012年の改正で、いずれも6歳差(入院12歳に対して通院6歳、入院15歳に対して通院9歳)だった。通院が入院に追いつき、それ以降そろったままなのは2014年の改正からである。


それは選ばれる理由になったのか

ここまでは市が何をしたかである。それが転入した人や、まだ流山を選んでいない人にどう届いたのかは「それは選ばれる理由になったか」で読める。

助成の対象である0〜4歳の子どもの人口そのものがどう増えてきたかは「増えたのは誰か」で読める(制度とは別の集計)。